さくせん

家事のジョブローテーション、始めました

共働きの我が家。

このたび、家事のジョブローテーションをはじめました!

ジョブローテーションとは
社員が部署を定期的に異動し、多くの業務を経験することで会社の全体像を把握できるようにするという、企業における人事の手法

このジョブローテーションを家庭に当てはめて、夫婦(家族)で担当している家事を回してみることにしてみました。

具体的に言うと、妻(私)が主担当だった料理をが担当し、代わりに夫が主担当だったごみ捨てを妻が担当。

明確な役割分担はなく、出来る方がやっていた洗濯・掃除・食事の後片付けなど、毎日こなさないといけない家事は、妻に比重をかけることで配分を調整することになりました。

きっかけは、我が家のあの問題

きっかけとなった、ある日の夫の発言。

オットー
オットー
ねえ、食品の廃棄、多くない?

ツマ―
ツマ―
ナヌッ!?事実だけども、なんだかカチンときたぞ

我が家ではなぜ「食品の廃棄」が起きていたのか?

ここで、我が家で食品の廃棄が起きていた原因をまとめてみました。

  1. 買い物に行けるタイミングが少ないため、食材はをまとめ買いすることが多い
  2. 仕事が遅くなって時間がないときは、惣菜を買ってしまう
  3. 休日は、チャンスがあれば外食したい
  4. 正直、料理はそんなに好きじゃない

時間がないから買いだめをする→料理をする時間がない・疲れてやる気が出ない→惣菜を買う・外食をする→食材の廃棄が出てしまう、という共働きあるある?な無駄スパイラルにはまっていました。

ただ、私も食材を捨てようと思って買い物をしているわけではなく、出来るだけ手作りのご飯を子供たちに食べさせたいと思っているわけで…。廃棄が出ていることを、当然誰よりも申し訳なく思っていたわけです。

食品廃棄を指摘された私がピリついた理由

食品廃棄をしていることは、心底申し訳ない…。

では、なぜ、それを夫に指摘されたとき私はピリついたのでしょうか?

言わずもがな。外野が野次を飛ばしてきたからです!!

夫はこうも言いました。

オットー
オットー
作るのが大変なら毎日惣菜でもいいんだよ

彼的には思いやりからの発言です。だけど、果たしてそれは現実的なのか??

結局のところ、ご飯を毎日用意するという仕事をしたことがない、仕事の中身を知らない人が、外野から野次を飛ばして、指示を出してきたにすぎないのです。

そうだ!選手交代してみよう

そこで私の口から出たのは…。

ツマ―
ツマ―
だったらオットーが料理担当をやってみたらいい

逆ギレと言われれば、そのとおり。でも言葉にしてみると、悪くない考えのように思えて。

私のほうが早く帰宅するので、早く家に着く方が食事の準備をすることは自然な流れではあるけれど(我が家の細かい生活サイクルはまた別の機会に)、夫が食事担当をすることを今まで考えてみたこともなかったのです。

結婚以来十数年、なんとなく決まって続いていた食事担当。子育てや仕事の状況など環境が変わる中で、本当にそれがベストだったんだろうか?

そもそも、夫の方が料理や節約にすごい才能があったりするかも!?

例え才能に目覚めなくても、夫が私のやっていた仕事を知ることで(外野じゃなくなることで)、我が家の問題に合った、本当に必要な改善方法を二人で考えられるようになるに違いない…。

この食品廃棄問題がきっかけで、共働きである私たちが今まで共有してこなかった家事問題があったこと、 なんとなくの分担が色々な可能性を狭めていたことに気づきました。

家事ローテーションの効果

実際に、夫が料理担当になってから、我が家のタイムスケジュールが全体的にうまく回るようになりました。

夫は時間の都合上、仕事から帰ってきた夜に次の日のご飯を作ってくれているのですが、その効果がこちら。

  1. 家に帰ってからご飯をすぐに食べられるので、子供たちのご飯待ちのお菓子が必要なくなった
  2. 洗濯・お風呂など料理以外の家事を余裕をもって回せるようになった
  3. 恐ろしいほど食品の廃棄が減った
  4. 惣菜を買わないので、月数千円~1万円くらいの節約に

いや~、素晴らしい効果ですね。

オットー
オットー
すごいだろ~

家事ローテーションの気付き

◆家事に占める「料理」の割合は大きい

私が料理担当から外れた感想はまずこれ。

ツマ―
ツマ―
ご飯を作らなくていい、ということが、こんなにも肩の荷が下りることだったなんて!

よく考えたら、家事の中でも「料理」の占める割合って、かなりあります。

メニューを考えることから始まり、買い物、料理、後片付けまでが一連の流れ。それが毎日1~3回あるんですもんね。

ただご飯を作るだけじゃくて、それに付随した仕事がけっこうあるんです。

しかも、時間の制約がある。掃除や洗濯は後回しにしたりできるけど、特に子供がいる家庭では、ご飯の時間を後回しにするのは難しいです。

ご飯をちゃんと作るというプレッシャーだけでも相当な負担だなとなりました。

担当が変わると、見えなかった世界が見える

夫は几帳面な性格なので、ジョブローテーションをはじめて以来、料理の研究をはじめ、丁寧でおいしいご飯を作ってくれています。

なんといっても、帰ってご飯がすぐ食べられる環境って本当にありがたいです。

私は、家族のために大変な家事をちゃんと自分事としてやってくれているパートナーに対して、改めて感謝する良いきっかけになりました。

また、私は逆に、料理以外の家事は夫の目に入る前になるべくやるようにすることを心がけています。

以前は夫も同じようにしてくれていたのかな?と気づけたり。やっぱり、お互いの苦労を共有することは大事です。

休日など私が料理を担当する日もありますが、主担当の負担が大きいのが分かっているので、今後は当番制にしたり、またローテーションしてみたりと、相談しながら流動的するのがいいかなと思っています。

まとめ

今回の記事のポイントはこちら。

  1. 共働きはなんとなくで家事分担をして、 ライフサイクルがうまく回っていない可能性がある
  2. 家事(仕事)は自分ごとにならないと真に理解できない
  3. 家事をローテーションすることで、互いの大変さや気遣いが共有できる

我が家は、文句があるならやってみな!というマイナスの感情から始まったジョブローテーションですが、結果的に、ライフサイクル全体が向上したように思います(夫は大変になったと思いますが)。

最近は家事シェアという言葉もあったり、家事を協力してやることがどんどん一般的になってきていますよね。

各家庭の生活習慣や考えはそれぞれだから、その家にあったやり方を選ぶのが大事ですが、「一緒に考える」というのが意外と出来ていない可能性があるかなと思いました。

時間のやりくりが大変な共働き世帯の方には、この記事がライフスタイルが向上するきっかけになればいいなと思います。

ジョブローテーション、おすすめですよ!