ある秋のお出かけ日和。ドラ家は車へと乗り込んだ。
もう一度ためす。
ドラ家の愛車は、その鼓動を止めた…。
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車がない生活への挑戦
ある日突然、故障で動かなくなった我が家の愛車。
車がある生活に慣れていて急に使えなくなると、困ったー!!ってなりますよね?私も初めは慌てふためきました。
しかし、なんだかんだでドラ家はこれをきっかけに車を手放し、「車なし生活」に突入することに!
車がなくなってから丸1年以上が経ち、我が家の生活や家計がどんな風に変化したか、レポートしたいと思います。
我が家の車の使用状況
廃車にしたのは、3年落ちを中古で買って8年ほど経った、走行距離約6万kmのFIAT「PANDA」です。見た目重視で購入したお気に入りの可愛い子でした(;_;)。
車の利用状況はこんな感じでした。
- 休日のお出かけ中心で平日はほぼ乗らない
- ガソリンはハイオクを月1回給油する程度
- 遠方の実家への帰省で、状況に応じて車を利用(新幹線のときもある)
- 車に大きなこだわりはなく、必要最低限の整備をするのみ
車なし生活を選択した理由
当初は修理しようとディーラーに見てもらったのですが、なんと修理代が30万円とのこと。しかも2か月後に予定されていた車検が20万円かかる見積もりで、計50万円の出費に!
かといって、新しくを車を買う即断が出来るほど、家計に余裕はなく…。
ここで、原点回帰!
確かに、高い維持費をかけて、車を保有するだけの必要性が我が家にはあるのかな??
色々考えた結果、いったん車のない生活を試してみようとなったのです。
車なし生活で我が家に起こった変化
さて、いざ車なし生活を送ってみて、我が家に起きた変化。
もう、これはなんといっても、1に節約、2に節約、3,4がなくて5も…というくらい節約に繋がっています。
年間の節約金額がすごい
我が家の家計簿グラフをご覧ください。
車費の捕捉
- 車は2018年秋に手放した
- 2015年・2017年に車検、2018年にバッテリー交換で
各8万円
ほどかかった - 今回修理を選択していたら、2018年は+30万円、2019年は車検代20万円+それ以外の年平均15万円の出費が予想される
- 固定費の駐車場代はなし
項目の内訳詳細は以下のとおりです。
項目 | 内容詳細 |
---|---|
交通費 | 電車・バス・タクシー・新幹線・駐輪場・その他 |
レンタカー代など | レンタカー・高速料金・ガソリン(レンタカーを借りたことで発生した車費) |
車費 | ガソリン・お出かけ先の駐車料金・高速料金・保険・税金・車検などの維持費 |
車を処分したことで、電車などの交通費の増額と、旅行時のレンタカー代が新たに発生しましたが、安く見積もっても15万円以上/年の節約になることが分かりました。
長いスパンで考えるともっとすごい!
さらに、車ありと車なしの生活を10年間で比較してみましょう。車あり生活は買い替えも必要になったはずなので、
車代約200万円 + 15万円 × 10年 = 約350万円!
おおよそですが、これくらいは節約できることになります。
しかも我が家は戸建てのため駐車場代はかかっていないのですが、もし月1万円で借りていたとしたら、さらに年間12万円×10年間=120万円を節約できることに。
車種や保険の入り方で、各家庭でそれぞれ異なるとは思いますが、車なし生活はかなりの節約できることがわかります。
その他のメリット
その他、我が家に起こった変化で良かったのはこちら。
- 無駄なお出かけをしなくなったので、車費以外も節約になっている
- 行動範囲は基本的に徒歩・自転車で行ける範囲。その距離がどんどん広がって、体力UPと健康の促進に繋がっている
- 常に自転車で縦列移動することで家族のチームワークが増した
デメリット
逆にデメリットもやっぱりあるので、ご紹介します。
- 子供が病気になった時の移動手段に困った(高熱の状態で自転車に乗せるなど)
- 家族以外に迷惑をかけることがある(お出かけ先の候補地に気を使わせる、家に来てくれる人を迎えに行けない、お出かけ時に迎えに来てもらうなど)
- 出かける際は公共機関の時間確認が必要
- ペーパードライバーになりそう
車を持たなくても車を運転できる時代
最近では車を持っていなくても、必要なときにだけ車を利用できるサービスが増えてきました。簡単にご紹介したいと思います。
レンタカー
半日~数日間と期間と金額を決めて車を借りるシステム。レンタカーを貸し出してくれる店舗に行き、契約や説明を受けて借りる。
カーシェアリング
特定の自動車を複数の人でシェアリングして、必要な時に予約をいれてその車を使用する制度。月額制+使用した際にその長さに応じて金額を支払うシステムで、短時間(数十分単位)から借りることができます。
カーリース
1年間など期間を決めて、マイカーのように車をレンタルできる制度です。リースしている車をそのまま購入できる契約もあります。
カー・サブスクリプション
月額制で、好きな車を一定期間乗り放題できるサービスです。常に最新モデルに乗ることができ、カーリースと同じく、そのまま購入できるシステムも。今後一番主流になってきそうなサービスです。
デメリットでも書いたペーパードライバーにならないためにも、マイカーを手放しても時々運転できる環境が必要ですよね。 私もこれらのサービスを上手く使っていきたいです。
車なし生活を選択できる条件
我が家が車を手放して1年。節約面を見るとメリットの方が多いので、納得のいく決断だったと思います。
とはいえ、地域によっては車なしでは生活できないなど、世帯ごとで必要条件は違いますよね。
では、どんな環境の方であれば、車を持たないという選択がしやすいでしょうか?
もし、車の所有について悩んでいて、下記の条件に2つ以上当てはまる方は、車なし生活を選択する価値が大いにありだと思います!
- 車はほぼ休日にしか使わない
- 電車・バスなど代替できる交通手段がわりとある
- カーシェアリングなどのサービスが活発な地域に住んでいる
- 節約がしたい
- 健康的な生活を送りたい
廃車にするタイミング
次に、車を手放すのに車を手放すのにいいタイミングはあるかな?と考えてみました。
- 車の買い替えが必要になったタイミング
- 自動車税が課せられるまでのタイミング(3/31まで:4/1に自動車税が発生します)
- 子供が手がかからなくなったとき
- 運転に不安を覚えたら…
③ですが、子供が大きくなればなるほど、車は必要なくなるよと近所の先輩ママに教えてもらったことがあります。
我が家は故障が原因でしたが、タイミングがあえば、下の子が小学生に入るくらいまでは置いておけると良かったかなとも思います。雨の日のお迎えなど、自転車だと少し大変な面があるためです。
まとめ
いかがでしょうか?
我が家は車を手放したことにより、節約と健康的な生活を手に入れることができました!
環境の変化によってはまた車の購入を考えたり、カー・サブスクリプションのようなサービスを利用すると思うので、そのときはまた報告できたらと思います。
この記事が、車の所有について悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。